シドニーの生活費は今、間違いなく過去最高レベル。2024年現在、家賃と物価が同時に高騰しており、留学生やワーホリで来る人にとっては家探しがかなりの難所になっています。
僕も2022年の5月にはじめてオーストラリアに来ましたが、スーパーで定期的に買う食パンや牛乳の値段が爆発的に上がっていて非常にびっくりした経験があります。
そこからさらに数年経っている現在では、家賃も食費もどんどん高くなっています。
本記事では、
タイプ別の家賃相場
家が見つからない原因と対処法
詐欺を回避するための注意点
電話を活用したインスペクション成功法
安くて信頼できるサイトの使い分け
など、他のブログにはない体験ベースのコツや裏技を全公開します。

- シドニーで住む場所が見つけたい
- アパート探しをするコツを知りたい
- シドニーでアパートを探す方法とは?
【タイプ別】シドニーの家賃を相場でまとめました


家賃は一般的に、どんな地区に(治安や中心街からの距離) 何人とシェアするかによって変わってきます。
たまに極端に安いような物件もありますが、だいたい罠があります。
例えば、
- 家賃は安いけどゴキブリが頻繁に出るような家
- 数十人が住んでいるけどキッチンとバスルームがそれぞれ一つしかない
- 夜になると周辺地域など治安が非常に悪い
というような家もあったりします。
2024時点での家賃相場を下記にまとめました。
ルームシェア*1:週$180〜$220(2024年時点でこの価格帯を探すのはほぼ不可能)
オウンルーム*2:週$300〜$350
アパート / フラット:週$800〜$2,000
上記のデータは住居探しで有名なjams.tv (https://www.jams.tv/)とオーストラリアの不動産会社 (https://realestate.com.au)から取ってきました。
*1 ルームシェア・・・他の留学生や友達と部屋をシェアする賃貸形式のこと。浴室やキッチンのシェアも一般的。
*2 オウンルーム・・・浴室やキッチンはシェアするものの、自分の部屋がある賃貸のこと。日本で言うシェアハウス。
それぞれの長所や短所、そして向き不向きについても紹介していきます。
それぞれの特徴と向き不向き
ルームシェア:週$180〜220
ルームシェアは、オウンルームと比べると家賃も安いです。ただ名前のとおりでして、誰かと一緒に一つの部屋に住むのがルームシェア。
友達と住むのがいい方法ですが、誰と住むかが分からない場合はオウンルームをおすすめします。
ルームシェアの特徴
一部屋を他人と共有(最安)
友達同士ならあり、でも見ず知らずとだと気を使う
英語環境になりやすいが、ストレスも多め
格安だがトラブル率高め(ゴキ・狭い・古い・詐欺)
おすすめ対象: 留学初期で予算が限られている人、人と仲良くできるタイプ
一方でルームシェアは友達づくりには本当に向いている環境だといえます。
オウンルーム:週$300〜350
オウンルームは基本的に、週あたり$270〜330 (2022年時点) あたりの相場になっています。ルームシェアやホームステイと比べて、住人同士でのトラブルが起きにくいのも特徴です。
またルームシェアと比べても、自分の部屋があるためストレスも少ないです。
オウンルームの特徴
- 自分の部屋あり(鍵付き)でキッチン・バス共用
- ある程度のプライバシーがあり、勉強にも集中できる
- コスパと住みやすさのバランスが取れた人気タイプ
おすすめ対象: 勉強や仕事に集中したい、適度に人と距離を保ちたい人
アパート / フラット:週$800〜2,000
アパートを借りる場合は、最低でも週$800〜2,000ほど掛かります。
またアパート / フラットを借りるにあたって、
- 家具付き・Studioタイプ含むと週$1,000超も多い
- 契約審査が厳しく、収入証明や過去の滞納歴も見られる
- 友人とルームメイト制で借りれば安く済む場合あり
という審査もあるので通りにくい場合もあるようです。
オーストラリアにはStudioという部屋のタイプもあります。
日本の六畳一間を思い浮かべていただけるとわかりやすいでしょう。部屋は狭いものの、キッチンや浴室はすべて一室に収まっているという形式の家です。
オーストラリアの学生寮などもStudioを取り入れている場合が多いです。ただ学生寮でかつStudioはシドニーの場合だいぶ値段が跳ね上がります。余裕で週$650など超えてくる物件もよく見かけます。
アパートやフラットの特徴
- 基本的に街の中心地はものすごく高い
- 街から離れるほど、物件数も多くなる上に価格帯も少し控えめになる
- 友達と一緒に借りて、家賃を分割する人もいる
家賃の相場は、どんな形式の家を借りるのか? でも変わってくるので、色々よく考えてみてください。



僕の場合はルームシェアやStudioは無理だと感じたので、オウンルームで探しました。
シドニーで賃貸が見つからない理由5つ
最初に言ったとおり、シドニーで家探しをするのは本当に大変です。実は僕もシドニーで家探しをして見つからなかったことが何回かあります。
見つからない理由と対処法を5つ書いたので、ぜひ参考にしてみてください。
アパートが見つからない原因5つ
- インスペクションの予約を取れていない
- 空いた時間を家探しに充てていない
- 求めている物件のレベルや条件が高すぎる
- いろんなサイトを毎日見ていない
- 予算が低すぎる
その1、インスペクション(内見)の予約を取れていない
インスペクションは電話、テキストで基本的に予約する形になっています。
アプリの場合だとあらかじめ、サイトにインスペクション (内見)の申込欄が設定されていることもあります。
問題は「メールを送っても相手から返事が返ってこない」ことです。ほとんどの留学生はメールでインスペのアポを取ろうと試みています。
実はメールでのアポは返事が返ってこない場合が多いのです。オーナーの立場を考えてみれば想像できるかと思いますが、一日数十件近く連絡を貰っているようなオーナーがメールやSMSで返答をするのは至難の業でしょう。
また平日は働いているオーナーもいるため、メールの返事やSMSの返事には期待しないほうがいいといえます。
おすすめなのは直接電話をしてアポを取ること。
僕はこの方法に変えてから、内見のアポ成立率が上がりました!
Jams.tvは電話番号を載せているのが基本ですし、Flatmatesは課金すれば物件を載せているオーナーに連絡を取ることができます。
本当に電話の方がインスペクションの予約に繋がりやすいです。
英語力に自信がない人はテキストと比べて緊張するかもですが、慣れてくると結構楽しくなります。
もしオーナーが電話に出ないなら、出勤前、お昼、仕事終わりを狙った時間帯を狙って掛けてみるといいでしょう。
仮にテキストに既読が付いていてスルーされている場合は、Yes or Noで答えられるようシンプルに書くことが求められたりします。
その2、家探しに充分な時間を割けていない
シドニーで家を探すとなると、結構大変です。物価が上昇しているせいか、留学生の望むような価格帯の家が見つからないことがほとんど。
せっかくいい物件を見つけたと思っても、契約する寸前に人に取られてしまうこともあります。やはり人気の物件は内見後すぐに決まってしまったりします。
だからこそ予め予備の物件を探すことが重要になるんです。そのためには思っている以上に時間を割かないと家は見つかりません。
平均で1日あたり1時間半くらいですかね。そのくらいは物件探しに時間を充てましょう。物件探しに掛けた時間の量と良い物件が見つかる確率は割と比例しています。
その3、求めている物件条件が高望みすぎる
僕もそうだったのですが、やはり求めている条件が高いと家ってなかなか見つかりません。
例えば、
学校や職場から10分以内
家賃は週$300以内
隣の部屋との距離が遠い場所
といった感じでした。
学校10分以内&$250以内は正直かなり厳しいため、条件に優先順位をつけて妥協できる項目を探すことが大切でしょう。
どこかの条件を変えない限り、家を見つけることは「数をこなす」以外ないと断言できます。
そのくらいシドニーで物件を探すのは難しいんです。かつ留学生が使うお金にも限界があります。自分にとって何が重要か書き出して、優先順位を付け足すのがベストかと思います。
その4、いろんなサイトを見ていない
のちのち家探しができるサイトは紹介しますが、一つのサイトで家探しをするのはおすすめしません。
情報が古かったり、自分の求めている物件が掲載されていないことが多いからです。
個人的には、日本不動産のエージェントと海外の不動産エージェントを使い分けて使用することをおすすめします。
その5、予算が低すぎる
実は予算がいちばん家探しを難しくするポイント。
予算が低すぎると(週あたり$180以下)、まともな家が見つからなかったり、本当に古くて狭くて不清潔な家だったりします。実際僕が安い価格帯のインスペクションにいった家は、古くて狭くて、不清潔の3セットでした。
インスペクションにしっかり行くことは大事ですが、早く家を見つけるコツとしては予算を少し上げることだと思います。最高値でも週$280ほど。
ちなみに家賃が安くて良い場所が見つかりやすい家探しサイトは下記にまとめました。
家賃が安くて良い場所が見つかる家探しサイト4つ
Facebookはマーケットプレイスから探すことができます。シドニーだと『Sydney Private Room』というグループがあるので、そこから探すことができたりします。Facebookの家は現地の不動産サイトに比べて、価格も抑え気味です。
Flatmate
FlatmateはFacebookに比べると、価格も安く家も綺麗な場合が多いです。また上記のサービスと違い、家賃の下限〜上限、住みたい地区、家具付き or 家具なしかといった項目を選ぶことができます。
しかし返事が返ってこないことがほとんどです。
Flatmatesはテキストでインスペクションのアポを取るのはやめておきましょう。有料プランにすると電話番号が表示されるので、そちらから電話をかけるのもありです。
僕はどうしてもメッセージが返ってこず、最終的に有料のプランを2週間だけ使うことにしました。
Jams.tv


Jams.tvは完全に日本語で物件を探すことができます。物件の貸し手も日本人オーナーだったり、親日家だったりする場合が多いです。日本人相手だと安心するといったオーナーさんも多いみたいです。。
またJams.tvは日本人留学生向けに価格を下げていることもあるので、本当にお得に家探しができます。
ただ注意点としては日本人問わず、留学生を狙った敷金詐欺などもあるので注意が必要です。
敷金(ボンド)詐欺の被害を避けるために
よくある事例としては、
- オーナーが海外に行くからすぐにインスペクションに来てほしい
- ボンド(敷金)を払ったのに住ませてもらえない
- ボンド(敷金)が異常に高い(通常は2週間分を請求されることが多い)
といった具合です。
中には詐欺物件もあるので、現地の留学生やエージェントに聞くことをおすすめします。やはりネットの情報だけでは限りがあるからです。
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