オーストラリアでホームステイをする場合、どれくらい費用が掛かるのか?
- ホームステイって月にどれくらい掛かるの?
- ホームステイのメリットやデメリットを知りたい
- ホームステイ先でのストレスを減らす方法
上記のような疑問に答えていきます。
ホームステイというと、あまり良いイメージを持っていない方もいるのではないでしょうか?
今回は、実際にシドニー、ブリスベンでホームステイを体験した僕が、ホームステイの費用について詳しく解説します。
ホームステイの費用:シドニー、メルボルン、ブリスベンの費用比較
まず結論からお伝えすると、シドニーでのホームステイの月額費用はぼくの経験上、約$1440でした。これはシドニー中心部から電車で40分ほどの場所にある家の場合です。
各都市のホームステイ費用は以下の通りです。
都市ごとにかかるホームステイの費用
- シドニー: 週あたり約$389
- メルボルン: 週あたり約$350
- ブリスベン: 週あたり約$235
※Homestay.comにて平均値を算出。
どのホームステイも月あたり12万円は超えてきます。
ホームステイ費用の内訳。
- 洗濯代・光熱費
- 平日の朝食と夕食代
- 休日の朝・昼・夕食代
ホームステイ費用の内訳には、平日の朝食と夕食、休日の朝・昼・夕食、洗濯代、光熱費が含まれています。これらをすべて合わせると、最低でも月に約12万円程度かかります。
物価が高いシドニーでは特に費用が高くなりがちですが、メルボルンやブリスベンでは少し抑えられます。
シドニーのホームステイ費用:週あたり9
シドニーはオーストラリアで最も物価が高い都市の一つで、週あたり約$389の費用がかかります。シドニーにはシドニーオペラハウスやハーバーブリッジ、ダーリングハーバーなどの魅力的なスポットが多くあります。
経験上、シドニーでのホームステイ先は街から数十分先にあることもあったりします。静かなエリアにあることも多いので、仕事や学校のない日はゆっくりお家で休むことができます。
シドニー中心地でホームステイを探すのはだいぶ難易度が高いと言えるでしょう。
メルボルンのホームステイ費用:週あたり0
メルボルンはシドニーに比べて物価が安く、週あたり約$350です。月額では約$1400となります。平均値は
メルボルンはカフェ文化が盛んで、コーヒー好きな人には最適な都市です。一般的にメルボルンが一番生活費が掛かる都市と言われていますが、筆者が調べた結果シドニーのほうが高いことがわかりました。
ブリスベンの場合:週5
人口200万人と言われているブリスベンでは、週あたり約$235の費用がかかります。相場としては$235 ~ $400くらいです。
家探しの難易度はシドニーやメルボルンと比べてもだいぶ高いです。
2032年のオリンピック開催地として家賃や物価は上昇傾向ですが、それでもシドニーやメルボルンに比べると予算を抑えられます。
ブリスベンは住居が不足していると言われており、そんな背景もあり家探しの難易度は非常に上がっています。
個人的には、ブリスベンでお家を探す場合はホームステイよりも学生寮に住む選択を推奨しています。
またホームステイを探す際にhomestay.comを個人的に推奨します。homestay.comでは家主のプロフィールを見れたり、他の留学生からの口コミを見ることができます。
【家事嫌いな人必見】ホームステイのメリット3つ
ホームステイにもメリット・デメリットがあります。最初はホームステイのメリットから紹介していきます。
【食費の節約】夕食と朝食の2食付き
ホームステイの最大のメリットは、自炊をする必要がないこと。
留学生活が始まったばかりの頃は、自炊をする余裕が正直ありません。また料理慣れしてない方にとって、自炊は非常に難易度が高いです。その上、節約して食材を買わないと食費だけで支出を持っていかれます。
その点ホームステイはご飯まで付いてるので、勉強や環境に慣れる余裕が生まれます。最初はホストと生活し、食材を買うコツだったり節約ノウハウを教えてもらうというのも手です。
平日は朝食と夕食の二食、休日は朝・昼・晩の三食付きです。
僕のステイ先は、ホストファミリーが料理好きだったこともあり、毎日インドネシア料理が出されました。
家に帰っても人との会話がある
いちばんのメリットは、家に帰っても人と会話できる機会があること。ホームステイは学生寮やシェアハウスと違って、ホストと過ごす時間も長いです。
食事の時間、リラックスしてテレビを見る時間、買い物に行く時間...などなど。
また気遣いのあるホストだと一緒に出かけてくれたり、何か買い物に同行するという機会もあります。
もし生活に慣れてきて、ホストとの口数が減っていく、もしくは一緒に過ごす時間が減るようなホストであれば単純にビジネス目的なので変えたほうがいいと思います。
家事の負担軽減:自分で掃除・洗濯をする手間が省ける
ホームステイでは掃除や洗濯もホストファミリーがしてくれます。洗濯、掃除嫌いな人にとっては、ホームステイは最高の環境です。
向こうから洗い物や洗濯物を進んでしてくれることも珍しくありません。ホストによって違うルールを設けているので、入居時に確認してみてください。
【実体験】ホームステイをして感じたデメリット3つ
次は多くの人が気になっているホームステイのデメリットを3つ紹介します。
ホームステイは良いところを見るよりも、デメリットをしっかり見てから決めたほうがいいです。
なぜならホームステイは合う合わないが必ずあるからです。
出される食事が毎日同じ or 驚くほど質素
割とよくあるのがホストファミリーがビジネス目的でやってること。
ビジネス目的でやっているホストはお金を節約したいがために、簡素な食事だったり厳しいシャワー時間のルールを設けているところもあります。
なかでも辛いのが、出される食事が毎日同じか簡素なこと。
長期的に留学するのであれば、食事は少なからず毎日の楽しみ。そんなとき、食事が簡素だったり、毎日同じだとキツイですよね。
実際ぼくのステイ先も宿泊して2、 3日間は出される食事ガ同じだった日もあります。
毎日麺やパンが出されるという感じではなかったので、まだ良かったです。
勇気のいる事ですが、直接思ったことを言うのはオーストラリアでは本当に大切です。言うことで初めて変化が起きるからです。万が一変えても変化がない場合はホームステイの変更を検討してみてください。
ホスト先と生活リズムが合わない
ただ基本的にどんなホストも深夜12時ごろには寝るので、そこまで大きな問題でもないかもしれません。流石に平日に深夜1、2時まで起きてるようなホストは問題だと思います。
僕の経験から言わせてもらうと、夜12時半ごろまでテレビを見ているようなホストファミリーがいました。
正直言って睡眠を妨げるので迷惑だなと思っていましたが、学校に要求してホームステイの契約を前倒して退去しました。
退去時の注意点
- ホームステイの退去3週間ほど前にホストに伝えておく
- 三週間前に伝えればボンドと翌月の家賃が返金される
上記にも書きましたが、退去の数週間前にホストに伝えておかないと家賃やボンドが戻ってこない可能性があります。退去時は上記の点を踏まえてから判断してください。
ホストとの騒音トラブル
オーストラリアは移民国家なので、たくさんの国々から人が住みに来ています。
ホストと過ごしていく中でストレスを感じるうるのは、ホストファミリーの習慣です。たとえば毎週パーティーを開いたり、毎日誰かと大きな声で通話したり、また家で長時間にわたるお祈りをしたり...。
宗教やその国の文化もホームステイ先でも尊重する必要があります。上記のような事柄が「合わないかも」と少しでも感じるなら、ホームステイはオススメしません。
小さなストレスは留学生活で学業や人間関係にも支障を与えます。万が一ホストとトラブルや不満があったら、学校や留学エージェントに相談しましょう。
実はホームステイしても掛かる個別の費用
ホームステイをするにあたって宿泊代だけがメインの出費ではありません。生活用品やお昼のランチ代、服などの購入費も掛かってきます。
具体的にかかる費用を項目別にまとめました! 詳しい費用は『1ヶ月にかかる費用をぶっちゃけます!』を読んでみてください。
生活用品などの出費
ホームステイ先でもすべてシェアではないので、シャンプーやコンディショナー、ボディーソープは持参する必要があります。バスタオルも日本から5つほど持っておいたほうが、洗う頻度も減って清潔なタオルを使うことができます。
オーストラリアでシャンプーやボディーソープ一式を買うと大体$30ほど掛かります。
ランチ代
基本的に平日のお昼は付いてないので、外食するかお昼だけ自炊して持っていく必要があります。ランチは一回あたり1,400円が相場。
普通に外食は高いので、自炊することをオススメします。自炊すると週あたり$40〜$50に抑えることができます。
もしホームステイなどでキッチンが使えない方は、ホストファミリーに夕食の残り物がないか聞いてみるのもありでしょう。
服の購入費
意外とオーストラリアの冬は寒いので、防寒着などが後から必要になったりします。メルボルンなどでは特に夏や秋でも天候が不安定だったりします。
現地で防寒具やセーターを買おうと思っても、値段が日本の2倍を超えることも多々。
万が一必要になったときに備えて、日本であらかじめ用意しておくと良いです。
最後に:ホームステイは万が一を考えて短期間から始めよう
ホームステイはぶっちゃけオススメしません。
留学早々トラブルにあう確率が高く、良いこともないからです。もしホームステイを使うなら、2、3週間の短期間で様子を見てから延長を考えましょう。
良いホームステイ先だったら延長、悪いホームステイ先だったら変更を検討するのがベスト。今回はメルボルン、シドニー、ブリスベンのホームステイ費用を比較しデメリットやメリットについて触れました。
ホームステイをするかどうかは最終的にあなたの判断です。